HOME BOUND

〜 家 路 〜 人生に於ける長い旅路で、最後に行き着く場所=HOMEとは・・・

佐野元春 2017年 本格始動

【みんな、一緒に歌いたい?
(割れんばかりの大歓声が会場にこだまする)

1980年代からずっと、この曲を歌い続けている。
でも毎回歌う度に色んな思いが甦る。

 札幌のみんなと、北海道のみんなと一緒に歌えば何か、僕の心の中に甦るものがあると思う。
 その甦るものは何か力強いもの...力強く、前進したくなるような、そのような気持ち。
決して振り向くんじゃなくて前進していくような気持ちが僕の身体の中から沸き起こってくる。
そんな気がする。

みんな、僕のことを助けてくれる? (再び大歓声が沸き起こる)
助けてくれる!?

小松シゲルのドラムが響き、Dr.kyOnのピアノが甲高いメロディを奏でる...
前奏で元春が叫ぶ、【サムデイ】‼
1千人の大合唱が会場に響き、元春のヴォーカルさえ聴こえないほどヒートアップしていく
感化されるようにサビのパートを声を振り絞りシャウトする元春...
 心が震え、涙が頬を伝う...


佐野元春 35周年アニバーサリー公演 2016年1月17日(日)
札幌教育文化会館大ホール    27曲目 【サムデイ】より 

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6月初旬、発売が決定して直ぐに予約しておいたCDが届いた


【MOTOHARU SANO & THE COYOTE GRAND ROCKESTRA 
       LIVE AT 東京国際フォーラム】
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既にこのブログでも何度も記事にしている、歴史に残る元春のアニバーサリーツアー
そのライヴ音源が現在のレコーディング技術の高音質として発売された
しかも、生産限定版ときた

既にツアーファイナルの東京国際フォーラムの全曲映像・ブルーレイは購入済みで、初回限定盤に同封されているライヴ音源CDと、多くの曲が被っているが...それでも迷うことなく予約した

浜田省吾もON THE ROAD 2011ツアーで映像とライブ音源CDを発売したように、それだけこのツアーに託された魂が込められた楽曲たちが犇々と伝わってくる
ツアーが終わって1年数か月後の発売...元春自身、持てうる全てを出し尽くした渾身の楽曲たち...今でも決して色褪せることがない


そんな元春の思いが同封されているライナーノーツに記されている

『35周年コンサートでは新旧のバンドの仲間が集まって素晴らしい演奏をしてくれた。この公演から厳選したしたライブ音源を、ライヴアルバム用にミックス&リマスタリングした。
音も演奏も素晴らしいと思う。
今までのライヴアルバムの中で一番満足している。
 音楽というのは時代とは無関係ではない。
僕の楽曲は、常にその時代に暮らす僕の友達や仲間たち、愛しい人たちを対象に曲を紡いできた。
80年代には80年代の景色をスケッチし、90年代には90年代の景色をスケッチしてきたのと同じように、”3.11”を超え、戦後の大きな転換期といえるだろう2015年の夏を経て、時代と呼吸するようなロック作品を出してきた。
 時には人々と連帯をはかり、人々とともに自由に向けて解散を願うー
それを音楽でやってきたつもりだ。
35周年の年である2015年。
幸運にも僕は仲間とツアーを迎えることができた。
そこに感謝して、この時の自分を思いっきりぶつけてみたいと思ったのがこの35周年ツアーだった。
そんな思いを観客の中の一人でも多くのひとが、わかるよって言ってくれたら、僕は寂しくはないだろう。
 このアルバムで、僕とバンドはいつもファンのみなさんのそばにいる。
ラウドに鳴らして楽しんでほしい。   2017年3月』





そして2017年夏、佐野元春が2年振りにニューアルバムを発売する
タイトルは【MANIJU】
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公式H.Pで収録される楽曲の一部をダイジェストで見ることができる
期待が高まる、ナンバーであることは間違いない

7月19日、このアルバムと共に2017年の夏を過ごそう

そして...まだ発表されていないが、秋からはこの【MANIJU】を引っ提げてのツアーが組まれるはずだ

2017年も元春のロックスピリッツに触れることができる喜びを噛み締め、今はアルバムの発売を待ちわびよう...




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佐野元春 | コメント:0 | トラックバック:0 |

2017年 中日ドラゴンズ 親子ゲーム

中部国際空港に降り立った
早いもので2年半の間で5度目の来名となる

今回はセントレアで味噌カツを食することなく、名古屋市内へ向かう
スカイマークが珍しく、定刻より15分も早く到着したこともあり、快速電車・ミュースカイに乗り込めた

いつも利用する「金山」駅で各駅に乗り換え、「山王」駅で下車
徒歩10分弱...【ナゴヤ球場】に到着した
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東京への帰京の前日、ここ名古屋で一つの夢を実現させる

【親子ゲーム】...プロ野球で昼の2軍戦で試合に出て、夜の1軍のナイトゲームにも出場する...そんな言葉を何年も前にテレビで聞いていた
そんな親子ゲーム、昼は【ナゴヤ球場】、夜は【ナゴヤドーム】で中日戦で実現させようと計画した
1軍と2軍が名古屋で試合を行い、2軍戦が雨天中止にならないこと...それに合わせて自分の休みを取ること
そんな条件が合致した、2017年6月13日(火)
名古屋は青空が拡がっていた

当日券を購入し、熱中症対策のドリンクを購入し、スタンドへ
グランドが見渡せた時、試合開始前のメンバー表交換が行われていた
中日2軍戦...この日の対戦相手は阪神だ
ホームベースにはそれぞれの2軍監督・中日 小笠原、阪神 掛布が握手を交わした
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往年の名選手だった2名...今は若手を育て、鍛えるべく2軍で指揮を執っている

中日2軍は3塁側がホームベンチ
昨年の9月に2軍の試合を観た経験を活かし、目指す席はブルペン前の席
平日もあり、席は空いている
ブルペン中央の前から4列目を陣取り、さあプレイボール
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中日は昨年5勝を上げた小熊が先発
試合は小熊がピリッとせず、2回と4回に1点ずつを取られ0ー2と阪神リードで中盤へ
イニングが進むにつれ、ブルペンには肩慣らしの為にピッチングを繰りひろげる投手が出てくる
数メートル前から見るプロの球は素晴らしく、選手によっては空気を切る、ボールの回転数が高いストレートが捕手のミットにおさまる...そんな光景に釘付けになる
これが2軍戦を見る、一番の醍醐味だ

試合は5回裏、円陣を組んで挑んだ攻撃に野手が応え、3点を取り逆転に成功する
さらに6回にも2点を追加し、5対2で終盤へ
先発の小熊は7回を2点に抑え8回からは継投
祖父江が8回を3人で締め、最終回は現在の2軍のクローザー・浅尾が上がる
7回からブルペンで肩をつくっているピッチングは凄まじく、ストレートの威力、変化球のキレは素人目にも圧倒されるものだ
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結果、浅尾は9回を無得点に抑え、5ー2で中日が逆転勝利だった
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昨年の9月に初めてナゴヤ球場で観た試合は三ツ間が完封勝利
そして今回は、小熊―祖父江―浅尾という1軍で活躍しなければならない投手リレーでの勝利...と、観戦して2連勝となった


ホテルで浴びるシャワー、日焼けした両腕がヒリヒリしている
そしてナゴヤドームへ移動

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当日券の列に並び、チケットをゲットしてドーム内へ
観戦に必需品であるドリンク、味噌串カツを購入して座席へ
今回はライト側のパノラマ席・5階だ
席に着くや否や試合開始  この日の対戦相手は..今は地元である北海道日本ハムファイターズ
そう、セ・パ交流戦の最中で、札幌から来た自分...ちと変な気分だが、中日ファンであることは紛れもないのである
席に着いて10分、先発・又吉が日ハムの4番レアードにいきなり3ランホームランを浴びた...ため息が漏れる中日ファン、今夜は厳しいか...!?
しかしその裏、中日も4番ビシエドが2ランを放ち、追い上げる
その後中日が逆転し、日ハムが追い付き、勝ち越す
1点を追う中日は6回、ビシエドがこの日2本目のホームランを左中間スタンドにたたき込んだ
その弾道は綺麗な放物線を描き、打った瞬間にホームランを確信する弾道だった
試合は5ー5の同点のまま8回へ
中日は球界最年長・レジェンド岩瀬をマウンドへ送る
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割れんばかりの歓声の中、岩瀬は見事に3人で抑える
通算セーブ402の世界記録を持つ岩瀬だがここ数年はケガにより成績が残せず、「引退」を覚悟して今シーズンを迎えている
前半、失点するケースもあったがここ10試合以上は無得点に抑え、今の中日にとって欠かすことの出来ないセットアッパーの地位を勝ち取った
そんな岩瀬の投球を生で観れたこと、札幌から訪れた甲斐があった...
そして試合は8回裏、中日がゲレーロ、平田のタイムリーで2点を勝ち越し、シーソーゲームに終止符をうち、見事に逆転勝利となった
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8回、1イニングを抑えた岩瀬が今シーズン2勝目をあげ、ファンから大歓声を受けた...
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2ヶ月前の4月19日、初めてナゴヤドームで観戦した対阪神戦はサヨナラゲーム
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この日はシーソーゲームから逆転勝利と...
2観戦して2連勝!!
2軍の試合もそうだが...自分は勝利の女神、ならぬ勝利のオヤジ!
名古屋では何か見えぬ力があるのか、「持っている」と痛感した


この夜...栄、錦三で祝杯を上げたことはいうまでもない

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2017年 BLOOD LINE

『さて...【旅するソングライター】、これはオリジナルアルバムとしては10年振りとなります。
前回のオリジナルアルバムは..【MY  FIRST  LOVE】というアルバムだったんですが..覚えてますか?

もう聴いてないと思うけど、あの中に【花火】という歌が入ってるんだけど...
【花火】は結構、自分にとってあのアルバムでは重要な曲で、今回のアルバムにも繋がっているんですけど..
【MY  FIRST  LOVE】は【光と影の季節】で始まるように、光の部分と影の部分を歌っている歌が多いんだけど..典型的なのが【I  am  a  father】と【花火】で、
【I  am  a  father】の方は一生懸命家庭を守る、頑張っているお父さんの歌
【花火】はどちらかと俺のタイプで..えー、あまり詳しくは話しませんが..ダメなお父さんのタイプで、家族を捨てて家を出ちゃうお父さんの歌なんですけど...
 知らない人は1番だけ』

アコギの弾き語りで【花火】を歌い出す省吾..

「娘はもう20歳 恋人も居る年頃
下の子はサッカー好きの男の子で 次の春にはHigh School
  あの日 直ぐに帰るつもりで車を車庫から出して アクセル踏み込んだ
直ぐに帰るつもりで 家を出てもう5度目の 夏の夜空に花火 」



『決して明るい歌ではないんですけど...この歌の中に、小さな少年と少女が出てくるわけですが...この子達の気持ちには全然触れてないのですが、ただ大人の事情だけを歌ってるんですけど
まー、父と母が別れたら辛い少年時代や少女時代を過ごしたんだろうと思います
でもやがて時間が経って、子供達は大きくなる...父と母を男と女として見れるようになる
自分も恋をして、失恋したりする...大人の事情もわかってくる...

次の歌はそんな父と娘が時間を経て、再会して和解する歌です』

       2015年10月1日 帯広市民文化会館  ON THE ROAD 2015
        【五月の絵画】を歌う前のMC




2017年6月...札幌は初夏を感じさせる気候もあれば肌寒い日も訪れる
そんな季節の中、13ヶ月振りに来週、帰京する

ON THE ROAD 2016 ~FINAL から直ぐにGWに入り、ハードな日々が続いている
本来であれば先月に母の墓参りで帰京しなければならなかったが、休みが取れずに6月中旬にまでずれ込んでしまった

2.5日の休みで、最初は別の都市に赴き、翌日に新幹線にて東京へ移動
母の墓参りの後、娘と半年振りに再会する予定

ゆっくりと娘との時間を満喫してこよう
父とも積もる話がある

故郷・東京で自分の中に流れる血、その繋がりある家族との瞬間を焼き付けに...




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札幌版 【マグノリアの小径】

5月...
札幌は新緑が芽生え、長い冬を終えて花が一斉に咲き誇る



5月中頃、夏を思わせる気温と青空が札幌の空に拡がったある日
4月に名古屋、福岡と旅に出たため冬タイヤの交換を逃していた
その後のGWや母の日の繁忙期を乗り越えてやっと夏タイヤへ交換を済ませた休日

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そのまま青空の美しさに魅入られて車を走らせる
そして札幌郊外にある「百合が原公園」に着いた
存在は大分前から知っていたが、訪れたのは初めてである

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駐車場に車を停め、園内を散策する
最初に出迎えてくれたのは、ソメイヨシノ
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ほぼ散ってしまったが...それでも日本の春を1番に感じる桜...綺麗なものだ



道なりに歩を進める...すると咲き誇る花が目に写ってくる
そしてそこには【マグノリア】(木蓮)の文字が書かれている

浜田省吾のアルバム【旅するソングライター】に収録されている楽曲、【マグノリアの小径】を思い出した
そしてその木蓮が道なりに何種類も咲いている
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ここでは5種類のマグノリアが咲いている
花としてのピークは過ぎているが...青空に反映される彩りに心を奪われる

そして、必然的に【マグノリアの小径】が口ずさんでいるのは言うまでもない

全くの想定外..たまたま訪れた公園で、札幌版・【マグノリアの小径】に遭遇する...そんな澄みきった青空の下、充実した休日となった
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【もっと自由でいいんだ 太陽の下
もっと自分でいいんだ 人波の中

木蓮の花の下で踊ろう
夕暮れの淡い闇に紛れて そっとキスしよう
それを君が許してくれるなら
オレを君が望んでくれるなら】











季節を感じる旅 | コメント:4 | トラックバック:0 |

DOCUMENT OF 【ON THE ROAD 2016】 FINAL ~ 2017.04.27

人目を憚らず、涙が出た...
2017年4月27日 25:10過ぎ...そう、日付は変わり、正式には4月28日
福岡・博多  春吉の居酒屋【添】のカウンター
隣には福岡の姫とマブダチがいる...
 盛り上がった会話の隙をぬってON THE ROAD 2016 のツアーサイト内のblogを見た
田家秀樹氏による、3時間前に終演したツアーのコメントがアップされていた
読み進めるにつれ、涙が流れる...
僅か3時間弱の時間でこれだけの文章が見事に、克明に、そして自分が感じていた全てが網羅されていた...




2017年4月27日(木)福岡マリンメッセ
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ON  THE  ROAD  2015  “Journey  of  a  Songwriter" ~ホールツアー
ON  THE  ROAD  2016 “Journey  of  a  Songwriter" since  1976~アリーナツアー
この2年以上に及ぶ、アルバム【旅するソングライター】を携えてのツアーのファイナルが行われる



【ラストダンス】しかない!
このツアーを締め括るナンバーだ
 マリンメッセに向かう道中、同行する仲間にはあえて話さずに感じていた
1981年・新宿厚生年金会館から36年、【風を感じて】で本格的に浜田省吾を聴いて38年...このツアーの選曲を考えると答えは明確だった
後はどのタイミングで歌われるのか?
選曲をいじるのか、それとも【家路】を歌い終えた後にもう一度演奏するのか...
そんな大きな期待を抱き...だが期待してはダメだ! そう心で言い聞かせながらも開演を待った

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18:00 定刻通りに会場の照明が落とされ、インストルメンタルのナンバー【旅するソングライター】が流れる
2分30秒のメロディ...そしてフェイドアウト
オーディエンスの拍手と歓声が巨大な会場に響き渡る

いつもより省吾がカウントを始める間隔が長い!
1~2秒の一瞬だが、幕の後ろ、マイクスタンドを握りしめ、全身の力を込めて振り絞るようにカウントし始める省吾の姿が見える...そんな錯覚がした
『ワン・ツー』 ここからドラムのカウントと省吾の声がリンクする
『ワン・ツー・スリー・フォー』
【路地裏の少年】
演奏が始まり、1フレーズを終えて2フレーズめに入り、古村氏のサックスが流れた瞬間だった
『イェーーーーィ、HEY、HEY、HEY....!!』
省吾の雄叫びがこだました
血湧き肉踊る...興奮の世界の幕開けだ


この日の省吾は体調、特に喉の調子が特に良かった
これまでのツアーでは見せたことのないようなシャウト、しかも長くシャウトするシーンが多く見られる....
どの会場でも体感出来なかった声の伸び....それが後のある2・3曲で声が裏返ったりした
だがそれこそがライヴであり、ロックの真骨頂である
全身全霊を注ぎ込んでいる....目の当たりにする、ライヴだ
  そんな姿を開演してすぐに感じられる....
ツアーの終わりや延期となったことへの償いもあるのだろう....
だが何より今この瞬間を愛しく、大切に送る....犇々と伝わってくる



【AMERICA】
昨年11月の名古屋でのライヴでこの【AMERICA】の創作経緯と現在のアメリカへの思いが語られたことが蘇り、現在の世界の変動を感じずにはいられない

【今夜こそ】
間奏で省吾がオーディエンスに問いかける、
『1980年の夏、君はいくつだった?
何処にいた? 何を夢見てた? 誰に恋してた?
そしてどんな男で、女だった?』
一瞬にして刻を越えてしまう...音楽の魔法に落ちた

【終わりなき疾走】
前奏で省吾が雄叫びを上げる直前、両手を下から上へ動かしてオーディエンスを煽って叫ぶその姿....震えた
何よりもこのスピード感、疾走感....ロックの最高潮

【ミッドナイトブルートレイン】
寸劇?が終わり、アコギの引き語りで出だしの歌詞をゆっくりと、丁寧に歌い出す....
ON THE ROAD 2001 ツアーファイナル・広島でのラストナンバーで歌われた、エモーショナルに弾き語りで歌われるシーンを一瞬垣間見た

【愛の世代の前に】
町支氏のギターソロが奏でられる中、この曲が作られた経緯が語られた
『この時代が この世界が 一体どこへ行こうとしているのか
 たかがシンガーの僕には分からない..』
1982年 ON THE ROAD '82 ~Spring  の【とらわれの貧しい心で】の曲の中で語られたメッセージを思い出した....

【HIGH  SCHOOL  ROCK&ROLL】
MCの流れから突然アカペラで歌われたナンバー
懐かしさと共に時の流れを知る

【光の糸】
このアリーナツアーの中で、この日が一番魂を感じた
前奏での雄叫び....全身が震えた....

【アジアの風 青空 祈り  part―2 青空】
ステージで躍動する省吾の姿に目を奪われる....





時刻は21:35を過ぎた
このツアーでラストナンバーが演奏されるアンコール 3を待ちわびるオーディエンスの拍手と歓声が会場にこだましている

メンバーがステージに現れ、横一列に並び、客席に深々とお辞儀をする
そして浜田省吾がマイクスタンドから語り出す
『次に会うときは どんな貴方になっているのでしょう...
次に会うときは どんな私になっているでしょう...

でも 元気でね。 体に気を付けて。
必ず...再会しましょう!』
【家路】のピアノソロが奏でられる...
『今や みんなの歌...一緒に歌える?』
一万人の大合唱が響き渡る...感情を込めて歌う省吾...
そして歓声と拍手に包まれ演奏が終わり...メンバーがステージから去ってゆく

ON THE ROAD 2016 は幕を閉じ...
ない!

そう、ステージの変化に気付いた!
これまでのツアーでは【家路】の完奏でステージ後方全体に写し出される海の映像が..演奏終了後もそのまま写し出され、エンドミュージックが流れる...
そんな終わりかただったが、メンバーがステージから去ったと同時に、スクリーンの映像が切れた

『この時がきた!
やはり【家路】の後に、ツアーファイナルのラストナンバーがある!』
心ははやり、目の前を急ぎ足で会場を後にするオーディエンスに聞こえるように、仲間に伝えた
『まだ終わらない!』

自分と同じように気付いたオーディエンスがすかさずアンコールを求める拍手、歓声を上げ始める
それに呼応するように拍手が大きくなり、帰路へ向かうオーディエンスが歩を止め、振り返ってステージを見つめる

1分も経たたない頃、ステージ左から浜田省吾が現れた
手にはアコギを持っている
この日一番と言っていい歓声が怒濤のように湧き起こった
体が、全身が震えた....
その歓声に、省吾が右の人差し指を突き上げる
『もう1曲!』そう言わんばかりにステージ中央のマイクスタンドに立つ

省吾の後に現れたメンバーがそれぞれの持ち場に着く
割れんばかりの歓声は更に熱を帯びていく


そっとギターが弾き始められた...静かに、ミディアムなナンバー....
『海が見えたら 起こして上げるから...』
突然歌い始めた
一瞬、何の歌だろう? そんな疑問も、気付けば歌詞が口をつく
多くのオーディエンスが口ずさむそのナンバー【サイドシートの影】
全くの意表...以外なナンバー
でも省吾はギターで大切に、ゆっくりと歌っていく...
視界が涙でボヤけた時、ステージ中央の真上からミラーボールが降りてきた
『やった‼』心で叫んだ瞬間、涙が込み上げてきた...

【サイドシートの影】は大切に、大切に歌われていく
1番を歌い終えてサビをリフレイン...そのまま静かにフェイドアウト
歓声が起こったと同時に、ドラムがカウントを刻む
ラストナンバー【ラストダンス】が演奏された
照明が落とされ、数本のスポットライトがミラーボールに照射される
巨大なアリーナの空間に幻想的な、光の空間が散りばめられた...
もはや言葉での表現が出来ないその美しさ...
その中で演奏される切ないメロディ
感情を込めて歌われる【ラストダンス】
この光景...何度見たことだろう
それでも毎回心に残るそのシーン...圧巻と言うべきものだ
開演前、ツアーファイナルのシーンを....冒頭でも書いたように、思い描いていた
そして今、現実に目の前でそのシーンが行われている....

誰もが【ラストダンス】を歌っている
ある者は涙を流しながら...ある者はステージの省吾の姿を見つめるながら...

3番の歌詞を歌い終えた時、後方のスクリーンにアップで写し出されている省吾が突然、イヤーモニターを両耳から外した
そう、これから1万人弱のオーディエンスがこの【ラストダンス】のサビを大合唱するシーンに来たからだ
アコギを弾き、オーディエンスの魂の合唱をやや下を見ながら耳を傾けている
その顔は本当に少年のように、純粋で嬉しそうにリズムを取り、合唱が終わった瞬間、笑顔となった
奇跡のシーンを見た 何か微笑ましく、心が暖まる...
41年というソングライターのキャリアがありながらも純粋に音楽を愛し続ける
歴史という垣根もない、今、演奏されている音楽を楽しみ、愛している瞬間だ

涙が伝った...
だがそれは感動の涙ではなく、自分も純粋に音楽が、浜田省吾の音楽が好きだという証明の涙だった
38年という自分の歴史もその瞬間はない、今、目の前で演奏されている音楽が、曲が幸福な気持ちにさせてくれているのだ

『ありがとう!』 演奏が終わる直前、省吾がオーディエンスに告げた

幻想的な、感動的なシーンが終わった...
会場に照明が灯され、ゆっくりとオーディエンスに手を振りながらステージを降りていく...
残ったミュージシャンがステージ中央で記念写真を取り、一人づつ笑顔で去る...
最後、中島ゆきのが見えなくなり、ステージにはいつものエンドロールとも言うべき海の映像が流れていた

拍手がなり止まない...その中を、終演を告げるアナウンスがながれた
21:59...
4時間に及ぶ ON THE ROAD 2016 FINAL はこうして幕を閉じた....

素晴らしい、4時間に及ぶステージ・アクトだった
様々な感情が込められた瞬間の数々....
今はその感情の整理が出来ない
だが心は満たしきっている....

泣いているオーディエンスにも笑顔が輝いている
出しきった!  やりきった!!
その思いが全てであった

41年のソングライターの全てをこの目で、全身で体感した!
『素敵な夜を  どうもありがとう』

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SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2016 “Journey of a Songwriter” since 1976 | コメント:8 | トラックバック:0 |
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